ナシ Pyrus pyrifolia var. culta (バラ科 ナシ属
 ナシ(梨)の原種は中国原産の落葉高木。各地に野生状態で生育しているが、林縁などであり、古い時代に持ち込まれて野生化しているが、森林の中に生育する状況にはなっていないということであろう。野生状態のものには果実の大きさも変異があって、遺伝的にも多様なのではないかと思う。
 岡山県はナシの生産地としてはほとんど無名であり、大規模な梨畑はない。県南の桃畑の一部にナシが栽培されている程度であるが、モモの花が終わる頃、ナシの花が点々と咲き、その存在がわかる。ナシの栽培は冷涼な地域とは限らず、温暖な地方でも栽培されている。岡山では3種類程度の品種が栽培されているようで、この画像は豊水ではないかと思われるが定かではない。花弁は開いており、ハエなどのなめるタイプの昆虫が吸蜜しやすい構造となっている。
岡山県赤磐市の果樹園
ナシの花(四月中旬)
ナシの仕立てられた樹形ナシの仕立てられた樹形
向上心の高い小枝千葉県八千代市の梨園
ナシの花ナシの花
ナシの花花弁が落ちたナシの花
ナシの葉葉の裏面拡大
野生のナシ野生のナシ
野生ナシの樹皮
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