キンカン Fortunella japonica (ミカン科 キンカン属) |
キンカンは中国南部原産の常緑低木であり、日本には江戸時代には渡来していたという。最近ではお正月の飾りものに使われる以外、あまり利用されることがないが、皮ごと丸かじりして食べていたことを思い出す。独特の味があって、結構おいしい。 樹高は2m程になり、刈り込まれて丸く仕立てられることも多い。葉は葉柄の翼がほとんど目立たないことなどミカンに似ているが、やや小さく、枝には棘がない。7月頃に白い5弁の花びらを持つ花を咲かせる。果実は2〜3cmで冬に橙色に熟す。 |
|