キンシベボタンネコノメソウ Chrysosplenium kiotense forma xanthandrum
 キンシベボタンネコノメソウはボタンネコノメソウの一形であり、岐阜県以西の本州、脊梁地帯から日本海側に分布するとされるボタンネコノメソウの分布範囲に生育するものと思われるが、中国地方ではキンシベボタンネコノメソウのほうが、より海抜高度の高い場所で報告されており、より高いブナ林域に生育するのではないかと思う。
 谷筋の湿った場所に生育する。春に高さ10cmほどの花茎を出し、頂には葉状の苞があり、中心部は黄緑色になる。花茎には、1対の葉がある。葉は、脈が盛り上がって目立つ。花が終わると走出枝が伸びて新しいロゼットを形成し、越冬する。ロゼットの葉は円形で葉が密集して地表面を覆っている。葉の裏面は白色。
 木村 陽介君の指摘により、ホクリクネコノメソウから訂正(2006/06/24)
キンシベボタンネコノメソウキンシベボタンネコノメソウ
群生状態秋のキンシベネコノメソウ
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