コアカソ Boehmeria spicata (イラクサ科 カラムシ属) |
コアカソは本州から九州、朝鮮・中国に分布する落葉の半低木。路傍や段々畑の石垣などに普通に生育しており、刈り取られることも多いので、普通に見られる姿は草本と言いたいところであるが、茎の下部が木化するので半低木という言い方になる。高さは1mを超えることも多く、しっかりとした茎で立ち上がる。葉は対生で、長さ4〜8cm。鋸歯は明瞭で深く、葉の先端は尾状に伸びる。茎から葉柄は赤色を帯びることが名前の由来になっているのであろう。8月から10月にかけ、長い花序を形成する。花序は頭を垂れる。 |
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