アルニカ・モンタナ Arnica montana (キク科 アルニカ属) |
スイス・高山草原の海抜2200m付近、黄色い花を咲かせたやや目立つ植物を見つけた。近寄ってみると花の咲き方がだらしない。よい形の花を探してみるものの、見つからないのでもう花期が終わってしまったのであろうと思いつつシャッターを切った。しかし中心部の筒状花はまだ咲ききっていない。周辺の舌状花が痛みやすいのは本種の特徴の1つなのかも知れない。花茎は伸び上がって30cmほど。対生した茎葉がいくつかあり、時として花茎は枝分かれして頭花を付ける。舌状花は不規則に垂れ下がり、あるいは裏返る。強風のためかもしれない。根出葉はロゼット状に広がってやや厚く、こちらは風には抵抗力は高そうである。 |
|