ダルマギク Aster spathulifolius (キク科 シオン属
 11月の9日では、ダルマギクの花を見るには遅かった。山口県の岩石海岸にへばりつくように葉の厚いキクが咲いていた。ネットで調べると、10月の中ごろに近隣では満開だったとのこと。たくさんの花はまたの機会ということになる。

 ダルマギクは中国地方の日本海側に分布し、九州・朝鮮・ウスリーにも分布するとのこと。九州、山口とくれば南方系で黒潮に乗って分布・・・というイメージなのだが、ウスリーとくると北になってしまう。温度よりも海岸という特殊生態系に適応しているということなのであろう。
 葉には軟毛あり、腺毛もあるとのこと。軟毛は海水の飛沫を浴びることからの被害を受けにくくするものであろうし、腺毛は吸収した塩分を分泌して排出するためなのであろうか。
ダルマギク Aster spathulifolius花を咲かせない茎の葉
アブラギクの花裏から見た花
葉の表葉の裏面拡大
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