ゴボウ Arctium lappa (キク科 ゴボウ属) |
早朝のウオーキングの道すがら、2株のゴボウが畑に取り残されていた。春になって花茎が伸び始め、6月の始めには1本は高さ2mほど、1本は1mほどになった。つぼみが大きくなり始め、どんな花が咲くのか楽しみにしていた。6月の終わりになって梅雨の中、ようやく待ちわびた花が咲いた。紫のアザミの花であった。ほぼ数日おきに見ている。結構花の開花日数が短いのか、次の花がなかなか咲かないのか、たくさんある房状の花序全体が開いているといった状況はない。しかし、棘状の総苞が面白い雰囲気をかもし出している。 漢字名は「牛蒡」。牛は大きいことを意味するそうで、ウシハコベのウシも同様な意味なのであろう。英語名はgreater burdock, edible burdock, lappa, begger's buttons。burは棘の意味なので、やはり花の総苞に着目した名前であろう。 ゴボウの葉は大きく、長さ60cmを超えると思う。裏面は白毛が密生し、白色。間引き菜は葉ゴボウとして食用に供す。日本における主たる食用部分は根であるが、長さ50cmを超えて1mにもなる品種もあり、栽培には深い土壌の畑であるあ必要がある。 ゴボウはユーラシア大陸原産の二年生植物(多年生植物と記したサイトもある)で、日本には自然分布はないが、縄文時代の遺跡から発掘されているということで、古くから民間薬として注目されていたのであろう。 |
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