ヒレアザミ Carduus crispus L. (キク科 ヒレアザミ属) |
ヒレアザミはヨーロッパから東アジアに分布する越年生の草本で、土手や荒れ地などの草原に生育する。草丈は高くて1m程になり、美しい花を咲かせる。アザミの仲間には棘があるものが多いが、ヒレアザミは葉だけでなく、茎に凹凸のある翼があり、これに鋭い棘があってかなりの重装備である。古い時代の帰化植物であるとの意見もある。このような草食獣に対する強度な防御は、日本の在来草本にはあまりみられないので、納得できる意見である。5月から8月、茎を伸ばして頭花を付ける。茎葉は少ないが、翼が葉の代わりになっているのであろう。頭花の総苞片の先端も棘になっている。 画像を更新しようと通勤途中で車を止め、撮影した。記録を調べると、6年前の同じ日・同じ場所であった。越年草ということなのであるが、毎年同じ場所に生育しているのはちょっとおかしい。要注意・・・? |
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