キダチコンギク Aster pilosus (キク科 シオン属
 キダチコンギクは北米原産の帰化植物。多年草で茎の下部が木質化するので、キダチの名前となっている。大きなもの(年月のたったもの)では、高さ1.2mになるが、枝先や全体が垂れて他の植物に寄りかかって生育している状態になり、なんとも写真に撮りにくい。茎には毛が密生し、よく枝分かれする。葉は長さ2cm、幅3mmほどで小さく、両面無毛だが縁には毛を散生する。花は秋になって咲き、9月の中頃から12月まで咲く。頭花は白色で、直径1.5cm程度、大きな株では非常に多数付く。中心部の筒状花は、最初は黄色であるが次第に赤紫色を薄く帯びるので、株全体としては白・黄・桃色の配色となる。
 画像は瀬戸市海上の森で撮影したものである。岡山でも帰化の記録があるが、栽培したもの以外では小生はまだ見たことがない。広く帰化の報告はあり、紅紫の花も作出されて観賞用として栽培されることも多い。
キダチコンギクキダチコンギクの花(次第に中心部は赤紫色を帯びる)
キダチコンギクの花キダチコンギクの葉と茎小型のキダチコンギク全景
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