マルバフジバカマ Eupatorium rugosus (キク科 ヒヨドリバナ属)
 マルバフジバカマは北米原産の帰化植物。地下に太くて長い根茎があり、群落を形成する多年草。撮影した物はつくば市のスギ植林地の林床であり、自然性の高い場所にも侵入できる帰化植物であると思われる。そうであるならば、今後大きな驚異になると思われる。国内における分布は箱根以東の関東地方を中心とした地域であり、東北地方にも広がっているようである。
 草丈は高さ1m程度にまでなり、葉には長い葉柄がある(無毛)。花は秋に咲き、白色で花冠が5つに分かれた多数の筒状花だけからなる。総苞は10枚前後で1列に並び、種子が稔ってくると間があいて黒い種子が見えるようになる。
マルバフジバカマの群生地(つくば市)マルバフジバカマの花
総苞は一列で、間から稔った種子が見える葉の表面(やや光沢がある)葉の裏面
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