ノコンギクの写真(左)は、花が落ちた直後のものであり、頭花を縦に割ってある。そう果は扁平であり、長さ1.5〜3mm、上端に長い冠毛(長さ4〜6mm)があるのがわかる。全体に短毛があり、花茎(左奥にも写っている)に短毛がたくさんある点も、ノコンギクの特徴であり、ヨメナとの区別点である。
ヨメナの写真(右)は花が残っている状態の頭花を立てに割ったもので、長く伸びた1枚の花弁を持つ舌状花と中心部の筒状花がわかる。筒状花の下部にはそう果があるが、この写真では冠毛は確認しにくい(長さ0.5mm)。花茎にも毛はほとんど無く、葉は縁に毛がある程度でほとんど無毛である。