エゾノツガザクラ Phyllodoce caerulea  (ツツジ科 ツガザクラ属)



 エゾノツガザクラは北半球の寒帯を中心に広く分布し、日本では北海道のほか東北地方北部に分布する。高さ5〜30センチの常緑小低木で、森林限界よりも高所に生育することが多く、大雪山では草地や雪田の周辺などで普通に見ることが出来る。和名は蝦夷地に生育することと、葉をツガに、花をサクラに見たてたことから。確かに葉は細くて硬く、密につくので、花が咲いていないと針葉樹と見誤る。6月でも霜が降りる大雪山で生き抜くために身につけた姿なのであろう。花期は7〜8月で、枝先に紅紫色の花を咲かせる。本種とよく似て黄緑色の花をつけるアオノツガザクラと混生する場合も多く、両者の雑種が発生している。
エゾノツガザクラの生育環境エゾノツガザクラの葉
エゾノツガザクラエゾノツガザクラの花

(画像・文章:森定 伸)

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