ミヤマホツツジ Cladothamnus bracteatus (ツツジ科 ミヤマホツツジ属) |
白山の針葉樹林帯を抜ける頃、林縁に低木が生育しており、目立たぬ花が咲いていた。遠眼には、ゴチャ!とした花で、葉の付き方からはホツツジの仲間であるらしいとめぼしを付けた。近づいて花を眺めると、崩れたものが多い。虫の餌食になるのではなかろうか。花弁は3枚で反り返っており、淡緑色で厚ぼったい。亜高山では花弁も貴重な食料なのかもしれない。開いていないつぼみも食べられていた。 ミヤマホツツジは本州中北部、北海道に分布する落葉小低木。花は意外と大きく直径2cmほど。花弁は3つに分かれ、大きくカールしている。雄しべは6本で帯状の花糸の中心部には朱色の筋がある。葉は無毛でホツツジによく似ている。 |
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