オウバイ Jasminum nudiflorum (モクセイ科 ソケイ属)
オウバイは中国原産の落葉低木。冬の終わり頃から花をさかせはじめ、中国では迎春花と呼ばれている。和名は黄色い梅:「黄梅」であり、花弁は5枚であって欲しいところであるが、5枚のもとの6枚のものが混ざる。枝はツル性で垂れ下がるので傾斜地に植栽すると形になりやすいが、平地に植栽する場合には支柱が必要である。石組の間などに植え、小さく刈り込んで栽培するのがよいかもしれない。
モクセイ科の植物は花弁が4枚であるなどのように基本数が4である種が多いが、このジャスミンなどを含むソケイ属の花弁は5〜6枚であり、5が基本数のように見えるが、雄しべの本数は2本であり、やはり基本数は4(2)のようである。