ゴマ Sesamum indicum (ゴマ科 ゴマ属
 トウモロコシやカボチャ、トマトなどが植えられている畑に見慣れぬ作物が列植されていた。花はゴマノハグサ科と見えた。さて何だろうと思いつつ、果実を見るとなぜだかゴマ?という言葉が頭に浮かんできた。帰ってネットで調べて見るとまさにゴマであった。ゴマの葉に似ているゴマノハグサではなく、正真正銘のゴマである。
 高さは1mを超え、夏には次々と花を咲かせる。花は淡いピンクであったが、品種によって違うのであろう。葉は、茎の下部のものでは鋸歯が大きく、5裂あるいは3裂するが、上部に至るにつれて鋸歯は低くなり、被針形となる。

 ゴマは古くから栽培される油用植物であり、おそらく多くの品種があるのであろう。原産地はアフリカのサバンナ地帯であるという説が有力とのこと。ある程度気温が高く、水不足にも強いということになろう。あまり土地を選ばない栽培しやすい作物とのことで、油用植物としては温暖な地域ではゴマを、冷涼な地域ではアブラナを中心に栽培したのではないかと思う。
ゴマ Sesamum indicum 
ゴマ Sesamum indicum ゴマ Sesamum indicum 
ゴマの花(正面)ゴマの花(側面)
ゴマの果実ゴマの葉
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