オオフタバムグラ Diodia teres (アカネ科 オオフタバムグラ属
 オオフタバムグラは北アメリカ原産の帰化植物。海岸や河川の砂浜に生育する。茎は斜めに立ち上がり、葉は無柄で、両面に硬くて短い毛があり、葉の縁は棘状の微毛があってざらつく。花は葉腋に付き、7月から9月にかけて白から淡紅色である。花冠は4裂し、雄しべも4本。
 同じ属のメリケンムグラに似ているが、メリケンムグラは毛が無く、葉が広い点などで区別できる。オオフタバムグラの葉は、メリケンムグラに比べて乾燥に対して抵抗性が高いと思われ、生育地は乾のオオフタバムグラ、湿のメリケンムグラといった感じであろう。
砂丘に生育するオオフタバムグラオオフタバムグラの花
オオフタバムグラオオフタバムグラの若い果実(4枚の額が残っている)オオフタバムグラの葉(両面短毛、縁に棘状の毛)
画像は鳥取県立博物館:清末幸久氏提供 (2002/9/10:鳥取市浜坂砂丘)
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