シラタマカズラ  Psychotria serpens L. (アカネ科 ボチョウジ属
 シラタマカズラは屋久島を訪れると必ずといってよいほど目にする植物の一つである。スギの幹や岩壁に絡みつくように登っている様子が観察できる。林縁に生育する常緑藤本で、全体に毛は無く、葉は対生し小さな鋸歯がある。花期は5〜7月で直径4mmほどの目立たない花をつける。10月下旬から11月には直径約5mmの白く美しい球形の実をつける。シラタマカズラの名はこの実の特徴をよく示している。本州(和歌山県)、四国南部、九州南部、琉球に分布する。
スギに絡みつくシラタマカズラシラタマカズラの実と葉

文章・画像:山尾 僚
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