エウフラシア・アルピナ Euphrasia alpina (ゴマノハグサ科 コゴメグサ属) |
コゴメグサの仲間は良く似ており、区別が難しい。スイスでは数種類のコゴメグサ属の植物に出会ったが、やはり区別が難しい。ちょっと見では、日本に生育しているコゴメグサ類と花の色が違う程度にしか違いがわからない。ここに掲載したのはスイスの海抜2200m付近の高山草原。尾根筋の土壌が浅く、ほとんど草丈の高い植物が生育していない場所であった。スギゴケの仲間と大きさはほとんど変らない。花は7月から9月にかけて咲き、9〜13mm。下唇は3つに分かれ、全体は淡紫色で濃紫色の線があり、中心部には黄色の斑点がある。葉の鋸歯は鋭い。学名を訳せばアルプスコゴメグサということになろうか。英語名は Alpine eyebright この仲間は目薬に利用したとの事。 |
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