ウキアゼナ Bacopa rotundifolia (ゴマノハグサ科 ウキアゼナ属
 ウキアゼナは北米原産の帰化植物。水田、放棄水田などに生育する。水中の泥の中から芽生え、下方の茎や葉は沈水状態で生育するが、やがて茎が伸びて水上に茎葉を展開する。水面に浮かぶ葉は厚くて柔らかく、中に空気を含んで植物体を浮上させている。水上に浮かぶ葉は長さ2cmほどでこの仲間としては大型であり、姿の美しい水草である。
 花は8月〜10月頃まで次々と咲き、直径は8mmほど。花筒の先端は5つに分かれ、中心部は淡い黄色、雄しべは4本である。おそらく、1日花であり、花が終わると花茎は曲がって果実は水中に没する。熱帯魚などを扱うペットショップでも販売していることがある。
ウキアゼナ Bacopa rotundifolia
ウキアゼナ Bacopa rotundifolia の花ウキアゼナ Bacopa rotundifolia の花
葉の裏面果実
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