カノコソウ Valeriana fauriei (オミナエシ科 カノコソウ属
 カノコソウは北海道から九州、朝鮮・中国などに生育する多年生の草本。明るくやや湿潤な草原に生育する。地下茎を出して広がり、春から初夏にかけ、やや太い地上茎を出して白〜淡桃色の花を咲かせる。和名は花の咲いている様子が鹿子模様に見えることから。ハルオミナエシの異名もある。精神不安定やヒステリーの沈静薬として使われる。有毒植物である。

 岡山県では中北部の石灰岩地や蛇紋岩地に生育が見られる。ここに掲載したものは山口県秋吉台のドリーネ底に生育していたもの。
カノコソウ Valeriana faurieiカノコソウ Valeriana fauriei
カノコソウの花カノコソウの花
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