アンスリウム Anthurium andreanum (サトイモ科 アンスリウム属) |
アンスリウムは南アメリカのコロンビア、エクアドルに生育する常緑の多年草。学長に就任したとき、無生物的な空間に緑が欲しいと感じ、日当たりがあまりよくない室内でも生育する植物ということで持ち込まれたのがカシワバゴムノキ、そしてそれだけでは色がないということで、このアンスリウムがつれてこられた。以来8年間、減った土を補った程度で頑張らせてしまった。生長は遅く、ゆっくりと生長し、長い年月の持久戦という点では、ポトスとよく似ている。 退任した時にいただいたたくさんの花束の中にもこのアンスリウムが使われていた。ゴージャスな花束にはもってこいである。長持ちするので、切花によく使われ、ハワイの重要産業であるとのこと。熱帯的な植物である。大きな仏炎苞には驚かされるが、ジャングルの中で深紅の花にであうとちょっとしたショックではないかと想像をたくましくしたくなる。花序そのものは目立たないので、周辺の舞台装置に投資しているということになるが、非情に長い期間赤いので、虫の立場からは、だまされてばかりということになり、季節感がなくなってしまわないかと気になってしまう。 花が咲いた後もそのままにしておくと、コロリと落ちてしまった。仏炎苞は色あせたものの形を保っており、その中心部の花序には種子ができていた。これが鉢に落ちて、小さな芽も出てきた。結構我慢強い。気根も出すので、原産地の環境では着生の能力があるかもしれない。 和名はアンスリウム、アンスリュウム、アンスリューム、オオベニウチワ。英語名はFlamingo flower。 |
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