ナンゴクウラシマソウ
 Arisaema thunbergii subsp. thunbergii サトイモ科 テンナンショウ属
 ナンゴクウラシマソウは本州(広島、山口)、四国、九州に分布する多年草。通常葉は1枚で、高さ50cmほどになって11〜17枚の小葉を持つ。小葉の中脈は、生長した個体では白い筋になる傾向がある。花期は4月から6月であり、濃紫色の仏炎苞から長い付属体が出て先端は垂れ下がり、これを浦島太郎が魚釣りをしている姿に例えたとの事。大きな魚がかかっている。
 類似種に北海道から九州に分布するウラシマソウがある。両者の違いは花の内部、付属体の下部が平滑(ウラシマソウ)か、縦にしわがあるかとのこと。仏炎苞を壊さなかったので区別点の画像はない。(広島県宮島にて撮影)
若いナンゴクウラシマソウナンゴクウラシマソウ Arisaema thunbergii subsp. thunbergii
ナンゴクウラシマソウ Arisaema thunbergii subsp. thunbergii釣竿を連想させる付属体
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