ケツユクサ  Commelina communis forma ciliata (ツユクイサ科 ツユクサ属
 ツユクサを調べていると、ケツユクサなどの品種があって交雑しても種子ができにくいとの記述にたどり着いた。気にしていると、岡山県の北部、蒜山の麓(海抜500m)に生育していたツユクサの苞に、立派な毛があった。雄しべや雌しべは短く、花も少々小さいように思えた。栄養分などの関係もあるかもしれないが、染色体数はツユクサ(2n=88)、ケツユクサ(2n=44,46)だそうだから(藤島弘純・橘伸一1973)、ケツユクサの方が一回り小さいのも納得できる。

 生育状況は、小生のフィールド(岡山県赤磐市山陽)のツユクサに比べておとなしい印象があったが、これはわからない。今後、毛に注目して観察し、分布や生態が明らかになればと思う。、
ケツユクサ  Commelina communis forma ciliata苞に毛がある ケツユクサ  Commelina communis forma ciliata
ツユクサに比べてめしべやおしべが短いように思えた果実が稔って大きくなると苞が開き気味になる
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