エゾウキヤガラ Scirpus planiculmis (カヤツリグサ科 ホタルイ属
 エゾウキヤガラは日本全国、朝鮮・中国・樺太に生育する多年草。大きな河川の河口や塩性湿地などの汽水域に生育する。長い地下茎があり、所々から茎を出すので、茎は点在し、比較的、疎な群落を形成する。草丈は40〜100cm。茎の断面は三角形で、1〜数個の小穂をつける。小穂は無柄で、長さ8〜15mm。光沢がある赤褐色。苞は1〜3で、1本は長く、やや曲がる程度で茎とは明瞭な違いがない。河口域などの汽水域の減少などによって、各地で希少植物などに指定されている。
エゾウキヤガラの群落エゾウキヤガラ
苞は1本が長く、短いものが1〜2本エゾアブラガヤの小穂


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