ハリガネスゲ
Carex capillacea
(
カヤツリグサ科
スゲ属
)
ハリガネスゲは本州・四国・九州に分布する多年草。湿原やその周辺のやや沼沢性のある湿地に生育する。匍匐枝を持たないので株立ちとなるが、全体に細くて弱弱しく、群落の中に生育する場合には株立ちとは思えない状況で生育し、花が終わると生育の確認が難しくなる。葉は細くて1mm前後で短いので、その気で注意しないと葉があるとは気づかない。稈も細くて弱く、他の植物に寄りかかる。先端に花序を形成し、頂小穂は雄性で、その下に10〜20個の雌花を付ける。マツバスゲとよく似ており、区別は難しい。
カヤツリグサ科植物図鑑
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