カンガレイ Scirpus triangulatus (カヤツリグサ科 ホタルイ属
 カンガレイは日本全国、朝鮮・中国・インドネシアに分布する多年草。ため池や沼沢地、大きな河川などに生育する。地中には地下茎があるが、あまり伸びないので密な群落を形成する。茎は高さ50cmから120cm。断面は三角形で、比較的強い。湿った場所では水面から上に生育していることもあり、茎がしっかり自立できることがわかる。花は7月頃から咲く。茎の頂端に小穂を形成するが、それに続く苞が茎と同じく三角形の断面なので、茎の上部、横向きに小穂が形成されているように見える。小穂には柄がなく、一ヶ所に数個以上固まって付く。
カンガレイの群落:密な群落を作る小穂が付いている部位から上は、茎のように見えるが、実は苞
カンガレイの小穂茎の根本には葉鞘がある


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