コマツカサススキ Scirpus fuirenoides (カヤツリグサ科 ホタルイ属
 コマツカサススキは本州から九州に分布する多年草。低地の湿原、やや栄養分の多い鉱物質土壌の湿地に生育する。根生葉は堅く、幅は3〜5mm。茎は高さ1m前後になり、断面は鈍い三角形でしっかりしている。茎葉は長く、茎の高さを超える。花は8月頃から咲き始め、10〜20個の小穂が集まった球状の花序を形成する。花が咲く前はアブラガヤと区別しにくいが、花が咲くと特長ある形でよくわかる。花序は熟すと灰褐色になる。
コマツカサススキコマツカサススキの花序
分花序の拡大葉の拡大


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