コシンジュガヤ Scleria parvula (カヤツリグサ科 シンジュガヤ属) |
コシンジュガヤは本州から九州、朝鮮・中国・インドネシア・インド・アフリカなどに分布する。湿原に生育するが、同属のマネキシンジュガヤやケシンジュガヤなどが植被の少ない裸地に生育するのに比べ、やや草丈が高く、直立して50cmほどになることもあり、植物が密生している場所でも生育が見られる。葉鞘は広がった三角状の断面になり、翼がある点が特徴である。夏から秋にかけて花を咲かせ、網目のある白い種子ができ、これがコシンジュガヤの和名となっている。種子はやがて黒紫色に熟し、落下する。 |
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