ホソムギは牧草あるいは種子吹き付けによる緑化などに利用される多年草。同属の
ネズミムギなどと自然交雑あるいは交配によって品種改良され中間的なものが広く分布しており、同定の困難な種である。緑化などではペレニアルライグラスと呼ばれ、牧草種子吹き付けにもよく利用されている。ここに掲載した画像は道路の拡幅法面に播種されたものである。小穂の花数は図鑑に掲載されているホソムギよりも数が多く(10以上)、この点はネズミムギに近い。しかしながら護穎(ごえい)には長い芒(のげ)がない点、葉舌が不明瞭である点などはホソムギと言いたくなる。一応、ホソムギとしておこう。要は、ペレニアルライグラスである。