ヌカキビ Panicum bisulcatum (イネ科 キビ属)
 ヌカキビは北海道から九州、朝鮮、中国、インドなどに分布する一年草。やや湿った場所に生育し、畦道や水路の周辺、湖岸、崖地の水がしみ出る場所、湿った路傍・荒れ地などに生育する。茎は細いが長さは1mを越え、斜面から垂れ下がったり、他の植物に寄りかかったりして生育する。地面に付いた節からは発根し、新しい茎がでる。葉の縁の下半分は縮れる。葉鞘には、片側だけに長毛がある。10月に大きく散開する花穂を形成する。小穂は小さく、ヌカキビの名前の由来となっている。
ヌカキビの花序ヌカキビの若い花序
ヌカキビの小穂ヌカキビの葉鞘(片側の縁だけに長毛)と葉耳節からの発根

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