サヤヌカグサ Leersia sayanuka Ohwi (イネ科 サヤヌカグサ属)



 サヤヌカグサは北海道南西部から九州の小川や池の傍、沼地などに生育する多年生草本。茎は細く、自ら立ち上がることは無い。全体にざらつき、花や種子が稔っていなくても、この感触だけで種の同定が出来る。
 和名はイネに似ているが、実が稔らないものが多く、シイナばかりなのでサヤの中はぬかばかりとの意味。



種子はイネにそっくりで、周辺に小さな剛毛がある。
この写真は穂が出始めたばかりで、やがてもっと散開した穂となる。



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