スズメノチャヒキ
Bromus japonicus
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イネ科
スズメノチャヒキ属
)
スズメノチャヒキは北半球の温帯に広く分布する一年草。6月のはじめには、重そうな花序が生長し、撮影する気になる。路傍に普通に生育し、やや荒地の傾向があるところのほうが多い。7月には種子が稔って枯れてしまう。春の調査では、イネ科植物には悩まされるが、本種は全体に柔らかい毛が多いことが特徴であり、このような毛が生えている場合は候補にあげてよい植物である。特に葉鞘には毛が多く、葉の両面、縁の毛が目立つ。