タチスズメノヒエ Paspalum urvillei  (イネ科 スズメノヒエ属
 この植物は岡山県でも生育の報告があるが、小生が初めて見たのは高知大学の校舎裏であった。花序の高さは1.5mほどもあり、背丈の高い帰化植物が第一印象。花序は毛深いが、スズメノヒエ属であることはすぐにわかる。背丈の高い立ったスズメノヒエという名前はよく態をあらわしている。ランナーは持たず、株立ちになる。

 二度目に出会ったのはやはり高知県の海岸であり、温暖な地域に生育し、海岸に生育しているところを見ると、潮風にも強そうである。南アメリカ原産で、世界の熱帯から温帯に帰化しているとのこと。英語名はVasey's grass Vaseyはアメリカの植物学者の名前のようだ。
高知県の海岸に生育するタチスズメノヒエ高知大学の敷地に生育するタチスズメノヒエ
タチスズメノヒエの花穂タチスズメノヒエの葉柱頭は黒紫色やや成熟した小穂
葉の表葉の裏面
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