トウチク Sinobambusa tootsik (イネ科 トウチク属


 トウチクは中国原産。庭園に植栽されることが多い竹であり、枝を剪定して段々に仕立てる。庭に欲しい竹の1つであり、小生も植栽することを考えていたが、クロチクを選んでしまった。その後、クロチクは繁茂しすぎてあちらこちらから出てくるようになったので駆除してしまった。

 近年、無住となって放置された住宅の庭に植栽されていたトウチクが庭を埋め尽くしてしまい、家に近づくことすら困難になってしまった状況を見ることがある。地下茎が増殖し、ブロック塀が傾いてしまった例もある。マダケほどではないと思うが、竹類の管理には注意が必要である。

繁茂したトウチク 剪定していない自然樹形

 トウチクは高さの割には枝が伸びず、葉張りがない。枝を剪定すると葉がまとまって清涼感があって日本庭園にマッチする。

トウチクの葉 トウチクの葉

トウチクの肩毛 トウチクの肩毛

 

 
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