ジャーマンアイリス Iris germanica (アヤメ科 アヤメ属
 5月になると、ジャーマンアイリスが微妙な色の花を咲かせる。花の基本構造は他のアヤメ属の種と同様であるが、外花被片が濃い色で垂れ下がり、内花被片はこれより薄い色で大きく、立ち上がって提灯のイメージになる。

 原産地が明らかではない植物で自然交雑種と思われるものが世界各地に帰化しており、現在も園芸的に改良され、各地の庭園や街路などに植栽されている。乾燥に非常に強いことから見ると、ヨーロッパの地中海沿岸地域が原産地ではないかと考えたくなるがどうであろうか。

 和名はジャーマンアイリス、あるいはドイツアヤメ。英語名は当然 German Iris。
ジャーマンアイリス Iris germanicaジャーマンアイリス Iris germanica
外花被片には黄色の毛が白い花のジャーマンアイリス
白い花のジャーマンアイリス外花被片にはオレンジ色の毛
黄色のジャーマンアイリスこれが基本か?

白いジャーマンアイリス街路樹下の植栽枠で開花するジャーマンアイリス
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