マイヅルソウ Maianthemum dilatatum (ユリ科 マイヅルソウ属
 マイヅルソウはブナ帯上部から針葉樹林帯に生育する多年草。葉は長さ3〜4cm。花を咲かせる場合には高さ10cmほどの茎に2枚の葉を付けるが、1枚の葉だけが地上に出ている場合も多い。花を咲かせない葉は深い心形で、これが羽を広げた鶴の舞いを連想させるのだとのこと。どのように見れば舞鶴なのかと眺めてみた。深く湾入した部分が鶴の頭とすれば、そのイメージに近くなる。花は6月か。果実は赤く熟すが、画像のものは色の違うものが混ざっている。まだ未熟なのかもしれない。

 画像を整理していると、まだマイヅルソウをアップしていないことに気づいた。ファイルを探してみると、開花したものがない。まだツボミの状態しか撮影できていないので、アップしていなかったのだ。おそらく、6月の頃に亜高山に登ることが少ないからであろう。ツボミの画像は鳥取県大山で5月末、果実の画像は北海道樽前山で9月中頃。
ツボミをつけたマイヅルソウ舞鶴草の由来となった葉
果実を付けたマイヅルソウ果実を付けたマイヅルソウ
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