ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwanso (ユリ科 ワスレグサ属
  ヤブカンゾウは中国原産の多年生草本であり、栽培されていたものが野化している。花は八重咲きで、3倍体なので結実しない。点々と人家近くの草地などに生育が見られるが、種子で増えることはないので、過去に栽培されたものが生き残ったり、河川の氾濫にともなって流されたりしたものであろう。そのようなこともあって、現在の生育地は堤防や小川のほとり、耕作地の周辺などであることがほとんどである。匍匐茎を出して広がり、群落を形成する。若葉と花は食用になり、乾燥させて保存食としたりした。また、利尿剤として民間薬として利用される。よく似た種にノカンゾウがある。ノカンゾウの花は一重であり、結実する。
ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwansoヤブカンゾウ Hemerocallis fulva var. kwanso
ヤブカンゾウのつぼみヤブカンゾウ
河原に生育異するヤブカンゾウの地下部河原に生育異するヤブカンゾウの地下部
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