チャボシライトソウ Chionographis koidzumians Ohwi (メランチウム科 シライトソウ属) |
本州(愛知県・紀伊半島)、四国、九州に分布する。シライトソウより小形。チャボというのが小型という意味だと思う。根出葉は卵形〜狭卵形で、長さ2〜8pである。花茎は高さ10〜30pになる。花数はシライトソウよりもやや少ない。上の4枚の花被片は糸のように細長く9〜15pになり、時に紫色を帯びる。湿った林床や、川沿いに生育する。岡山県には分布の記録はない。 画像は5月に屋久島の湯川で撮影したものである。すぐそばに滝があり、時おり水しぶきがかかる場所であった。近くにはホソバハグマやオニクラマゴケの群生も観られた。 |
文章・画像:山尾 僚 |