ネズミノオゴケ
Myuroclada maximowiczii
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アオギヌゴケ科
ネズミノオゴケ属
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ネズミノオゴケは北海道から九州、アジア東部から北米西部に分布する蘚類。渓谷の土壌上、岩上などに生育する。垂れ下がる生育形であり、傾斜が急であって、降雨時には水が浸みでるような立地に多い。長さ1.5〜2mmほどの丸い椀状の葉が付き、全体としてひも状の植物体となる。和名はネズミの尾苔であり、そのように言われるとなるほど、と納得するが、美しい苔であるのでもっと良い名前がなかったであろうかと思う。わかりやすい苔のひとつである。
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