クックパイン Araucaria columnaris (ナンヨウスギ科 ナンヨウスギ属) |
Cook pineはニューカレドニア原産の高木。樹形は細い円錐形で高さ60mにもなる。
Cook pineの樹形は独特で、幹から一定間隔で枝が出ている(車枝)。幹の下部は枝が枯れ落ちて竹の節のような環がある。この環の間隔が1年間に伸びた主幹の長さなのであろう。幹から出る枝は一度だけ枝分かれして小枝を出す。この小枝は枝分かれせず、年々成長して長くなる。この小枝には披針形で長さ4〜7mm、幅3〜5mmの葉が螺着しているので、太さ1cmほどのひも状である。小枝は上向きに出るので、枝の先端から中ほどまではちょうど鳥の羽のような状態になる。つまり枝の先端の小枝は短く、基部の方になると長くなり、やがて垂れ下がる。小枝はやがて役割を終えて枯れて脱落する。このために、枝の先端部だけに葉が付いた小枝が付いている。
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