| サワラ Chamaecyparis pisifera （ヒノキ科 ヒノキ属） |
| サワラは岩手県以南、熊本県以北の本州・九州に分布する常緑樹。木曽五木の１つであり、長野県から栃木県などの山岳地帯が分布の中心のようである。しかしながら、不勉強であり、自然状態での生育はまだ見たことが無い。ヒノキとよく似ているので一括して扱われることがあるが、ヒノキが尾根での生育に適しているのに比べ、谷筋などでの生育が本来の姿であるらしい。材はヒノキに劣るとの事で、桶（おけ）や柄杓（ひしゃく）に使用した。桶の利用が激減していることも植林が少ないことと関係があるかもしれない。葉はヒノキによく似ているが、裏面の気孔帯がＸ字型に見えることで区別できる。 |
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