ラカンマキ Podocarpus macrophyllus var. maki (マキ科 マキ属



 ラカンマキは中国原産で、イヌマキの変種である。全体に小型で、葉の長さは4〜8cmで、長さ・幅ともにイヌマキの半分ほどである。雌雄異株であり、花は5月頃から咲き始め、雄花はマツ類とよく似た形である。ラカンマキの果実はイヌマキとそっくりであり、花托は同様に食べられるであろう(まだ食べたことがない)。
 イヌマキよりも葉や枝打ちが繊細なので、より小型に仕立てることができる。あまり面積の広くない庭では好都合であり、ラカンマキが好まれる。庭木のほか、刈り込みにも耐えるので生け垣にも仕立てられる。成長は遅いので、いったん仕立てることができると美しいが、かなりの年月が必要である。
ラカンマキ(雌株)きれいに手入れされたラカンマキ
ラカンマキの果実ラカンマキの生け垣

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