オオトクサ Equisetum prealtum (トクサ科 トクサ属)



 オオトクサは花材・生花として栽培され、あるいは庭園などに植栽される大型の常緑シダ植物。北米原産であり、高さ1mを超える。湿地や湖岸などのような水湿地に植栽されるが、畑でも栽培されている。茎はあまり枝分かれしないが、途中から細い枝を出すものもある。葉は退化し、節の部分で白色の鞘状となって痕跡化している。茎の表面には多数の突出した筋があり、ざらつく。トクサは砥ぐ草であり、茎に珪酸を多量に含むことから木材や金属の研磨に使用した。オオトクサも同様であり、歯を磨いて歯ブラシの代わりに利用できる。
花材として栽培されているオオトクサオオトクサ
オオトクサの胞子穂オオトクサ、茎の拡大


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