シシラン Vittaria flexuosa (シシラン科 シシラン属
 岩にシシランが群生すると、まるでライオンのたてがみであるように見える、というのが名前の由来らしい。シシランは常緑であり、根茎はあまり発達しないので、かたまって生育することが多く、たてがみのように見えるには、相当な年月が必要であろう。

 シシランは一見するとノキシノブと見間違うかもしれない。長いものでは80cmにもなると言うことなので、こちらのほうがかなり長くてスマートである。実際のところ、シシランにはであったことが非常に少ない。自分としては、ノキシノブであるとして見過ごしているのかもしれないと思うがどうであろうか。

 画像データは、撮影日時が異なるものがあるが、全て広島県の宮島であり、同じ岩である。この岩はほぼ北向きであり、標高から言えばよく霧がかかるところで、適度に水分は保たれているのであろう。
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