岡山県南部の森林植生 -地質・土壌と植生-
○寺下史恵*・石渡一江**・藤本哲久**・能美洋介**・波田善夫**
(*岡山理大・院・総情  **岡山理大・総情・生地)


はじめに

調査方法

結果・考察
  表操作の結果、馬屋地域の森林植生は下表のように区分できた。

群落名群名植生の特徴発達立地
アカマツ群落典型群高木層にアカマツがあり、アカマツの後継木が育っている。尾根部の一部分
ウスノキ群現在マツ枯れが進行中であり、アカマツの倒木が多い。植生もまばら。比較的標高の低い緩やかな凸地形に多い
コシダ群マツ枯れ後に草本層にコシダが優占。亜高木層にリョウブが見られる。標高の低い場所に多い。砕犀物(崖錘)のラインと一致?
コナラ群落コナラが高木層に優占。樹高も高く、比較的明るい林。緩傾斜の山頂から谷型斜面
アラカシ群落アラカシが高木層に優占。カナメモチやヤマイタチシダが見られる暗い林。山頂と尾根に囲まれた緩やかな谷地形
ノグルミ群落ノグルミが高木層に優占。テイカカズラやオクマワラビが見られる。急傾斜で礫が多い北向きの谷地形



2002年10月19日(筑波大学) 植生学会第7回大会 講演要旨集、10p.


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