年代 | 事象 | 解釈 |
1967年頃 |
- 深成岩地域・堆積岩地域共にアカマツ・ネズの年輪幅が縮小。
- 堆積岩地域では以後10年間アカマツの侵入数が急増。
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- 残ったアカマツの風当たりが強くなるなどによって樹木の成長が遅くなった。
- ネズは光がよく当たるようになると個体の成長への資源配分より、種子を多くつくるなど繁殖に多くの資源を配分した。
- アカマツの種子の発芽には強い光が必要である。つまり、この頃松枯れによって林床へ到達する光量が増大した。
- この様なことから、深成岩地域・堆積岩地域共に1960年代の終わり頃に松枯れの被害が大きくなりはじめたと考える。
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1975年頃
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- 深成岩地域・堆積岩地域共にアカマツ・ネズ等の年輪幅が増大。
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- 残ったアカマツは光を多く得ることによって大きく成長。
- ネズは他の種との競争の為、個体の成長へ資源の配分をした。
- 既に侵入していたコナラやヒサカキ等の広葉樹も光環境が改善され、大きく成長。
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1978年頃以降
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- 深成岩地域・堆積岩地域共にアラカシやヒサカキ等の侵入数が多くなる
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- 松枯れの被害が大きくなることで林床に到達する光量が増大。 そのことで松枯れ以前から侵入していたアカマツ以外の種が大きく成長し、落葉が供給されるなどによって土壌が改善された。その為に松枯れの始まり頃から約10年を経て、アラカシ等の多くの広葉樹が侵入した。
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