アメリカセンダングサ (セイタカタウコギ)  Bidens frondosa Linn.  (キク科 センダングサ属)
  アメリカセンダングサは北アメリカ原産の帰化植物。一年生草本であり、本州から九州の各地に生育している。
 和名は、葉が樹木のセンダンに似ているところからつけられたものである。別名は日本のタウコギよりも大型であることによる。近年、西日本ではコセンダングサが繁茂し、アメリカセンダングサは少なく成りつつある。
 一つの花序はたくさんの小花からなっているが、目立つ花弁のある花がないので、花らしくないが、時として花弁のあるものもある。総包が大きく、花弁のような形になっている。 種子は扁平で先端に棘があり、これに小さな逆歯がついている。ウールの服やセーターなどにくっついて嫌われる「ひっつき虫」である。種子が若い場合には花序から離れにくいので、花序をつみ取って、勲章の代わりとして遊びに使われることもある。
アメリカセンダングサアメリカセンダングサ
アメリカセンダングサの頭花:大きな総羽苞が特徴アメリカセンダングサの痩果

1.アメリカセンダングサ 2. 3. 4.痩果 5.「ひっつき虫」

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