追跡調査 その9 (2001年10月6日)


 鯉ヶ窪湿原も秋になってずいぶんと静かになってきた。リュウキンカの群生地には、所々に大きく地面が見える場所が目立つようになった。リュウキンカの葉数が少なくなったためである。逆に言えば、大きな空所ができるほど、リュウキンカの株が大きかったことを意味している。夏から秋にかけてはリュウキンカは葉を落とし、夏眠するのかと思っていたが、量的には春に多いものの、結局秋まで緑葉を維持しているようである。冬にはほとんどの葉を落としてしまうが、小さいながら所々に葉が見える。基本的には早春植物でありながら、条件さえ整えば、秋間で(年中?)緑葉を維持しているようである。
10月の調査地の様子10月の調査地の様子
所々に大きな地面が見えている 


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