トウカエデ Acer buergerianum (カエデ科 カエデ属)ムクロジ科に移動
 トウカエデは中国原産のカエデであり、漢字では唐楓。高さ20mになる落葉高木で、紅葉が美しいので公園や街路樹などに植栽されている。樹皮は縦に割れて剥がれるのが特徴のひとつ。若枝には毛があり、前年枝は灰白色。葉は長さ4〜8cmで3浅裂し、基部は円形。シュートや若い個体の葉はより深裂し、鋸歯が出る。通常、葉は表側に軽く巻く傾向があり、実際の幅に比べて細く見えてカエデらしくないが、広げてみるとイタヤカエデの仲間と共通性を感じる。表面はやや光沢があり、裏面は粉白色。若い葉の裏面には毛があるが、成葉でもあるかどうかは確認していない。葉は秋に黄色から朱色に紅葉して美しい。花は4月から5月にかけ、房状にたくさん付き、両性花だそうである。

種名一覧にもどる / 科名一覧にもどる / 雑学目次にもどる / HPにもどる