ヒイラギナンテン Mahonia japonica (メギ科 ヒイラギナンテン属) |
ヒイラギナンテンは古い時代に中国から導入された栽培植物。庭園などに植栽されてきたが、最近は乾燥に強いことから緑地帯などの緑化樹として利用されている。茎は細くて枝分かれせず、根元から新しい茎が出て叢生する。茎の断面は黄色であり、この点もナンテンに似ている。葉は奇数羽状複葉で、小葉の鋸歯先端は棘になっており、結構痛い。花は3月始め頃から咲き始め、花序の根本から順次咲いて4月の終わり頃まで。花弁のように見えるものは顎片であり、小さいものを含めると9枚。中心部に集まって筒状になっているものが花弁であり、内側と外側をあわせて6枚。雄しべは6本。果実は冬に熟し、藍黒色。和名はナンテンの仲間であるが、葉がヒイラギに似ていることによる。 |
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